新卒で入社した会社を数年で離れて転職を考え始めたとき、多くの人が「経験の浅い自分に転職市場での価値はあるのか」「短期離職はマイナス評価にならないか」という不安を抱えます。結論から言えば、第二新卒は企業からの需要が高く、データの上でも市場優位性のある層です。本記事では、第二新卒の定義から採用市場の実態、年収相場、転職理由、成功のポイントまでを、公的機関や大手調査会社の統計データに基づいて整理します。感覚論ではなく数字を判断軸に置くことで、いま転職するべきか、するならどう動くべきかを冷静に見極められるようになります。なお、第二新卒は「失敗した若手」ではなく、企業が積極的に採りにいく若手層だという前提を、まず数字で確認するところから始めましょう。

木村 誠

この記事の著者

木村 誠

キャリアアナリスト・転職経済学 編集長

転職支援実績 600名以上

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第二新卒とは何か

第二新卒の定義

第二新卒には法律上の厳密な定義はありませんが、一般的には「学校卒業後おおむね3年以内の求職者」を指します。労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査でも、第二新卒は学校卒業後おおむね3年以内で、職務経験の有無は問わない層として整理されています。つまり、新卒入社して1〜3年で離職した人だけでなく、卒業後に就業経験がほとんどない人も含み得る、幅のある概念です。年齢で言えば25歳前後が中心ですが、上限が固定されているわけではありません。

第二新卒・新卒・既卒・中途の違い

混同されやすい「新卒」「第二新卒」「既卒」「中途」の違いを整理すると、自分がどの枠で勝負するのかが明確になります。

区分主な定義職務経験採用上の位置づけ
新卒その年度に学校を卒業予定・卒業した人なし新卒一括採用
第二新卒卒業後おおむね3年以内短期間(有無は問わない)中途採用の一形態
既卒卒業後に正社員就業歴がない人ほぼなし新卒・中途の両枠
中途一定の職務経験を持つ転職者あり(即戦力)中途採用

第二新卒は「社会人としての基礎が身についている一方、特定企業の色に染まりきっていない」という点で、新卒と中途の中間に位置します。

Q

よくある質問

Q.第二新卒は何歳まで対象になりますか?
A.

明確な年齢上限はありませんが、「卒業後おおむね3年以内」が一般的な目安で、25歳前後が中心です。企業によって対象範囲は異なります。

Q.短期離職は転職で不利になりますか?
A.

一律に不利になるわけではありません。マイナビ調査では74.7%の企業が第二新卒によい印象を持っており、離職理由を前向きに説明できれば大きなマイナスにはなりにくいです。

Q.