「初めての転職、本当にうまくいくのだろうか」——20代で転職を考え始めたとき、不安と期待が入り混じる感覚を持つ方は多いはずです。
周囲に転職経験者が少なければ、判断基準も曖昧になりがちです。しかし、20代の転職市場は実はデータで見ると非常に動きが活発で、年収アップ実現率も高い世代です。この記事では、20代の転職市場の実態と成功のポイントを、統計データをもとに整理します。
20代の転職市場の実態
20代の転職率と転職者数の推移
厚生労働省「令和6年雇用動向調査」によると、年齢階級別の転職入職率は20代が他世代より高い水準で推移しています。20代は最も転職が活発な世代であり、企業側も若手人材の獲得に積極的な傾向があります。
全体の動向としても、マイナビキャリアリサーチによると、2024年平均の転職者数は331万人で、前年より3万人増・3年連続の増加となっています。労働市場全体で人材流動性が高まっている状況です。
厚生労働省「令和2年転職者実態調査」では、在籍する一般労働者に対する転職者の割合は7.2%とされており、転職は決して特別な選択ではなくなっています。
日本全体で広がる転職希望者の増加傾向
総務省統計局の調査によると、転職等希望者は1,035万人で、78万人増加・10期連続で過去最多を更新しています。実際に転職する人だけでなく、転職を視野に入れて行動している人が大幅に増えていることが分かります。
この背景には、終身雇用の前提が薄れ、キャリアを自分で設計する意識が広がっていることがあります。20代がその流れの中心にあると言えます。
20代が転職する主な理由
給与・年収アップを求める動き
学情の2025年9月調査によると、20代転職希望者の転職理由は、給与・年収アップが45.4%でトップを占めています。給与水準の改善は20代にとって最大の動機です。
労働環境・やりがいへの不満
同調査では、転職理由としてやりがい26.8%・残業削減21.6%も上位に挙がっています。年収だけでなく、働きがいやワークライフバランスを求める動きも顕著です。