「自分の年収って、世間と比べてどうなんだろう?」——給与明細を眺めながら、ふとそんな疑問を抱いたことはありませんか。

同僚や友人と年収の話をする機会は少なく、ネットで調べても情報はバラバラ。自分の年収が適正なのかどうか、判断する材料がないまま日々が過ぎていく。そんなモヤモヤを抱える方は決して少なくありません。

この記事では、公的統計データをもとに「適正年収」の考え方と、無料で診断する方法を解説します。

木村 誠

この記事の著者

木村 誠

キャリアアナリスト・転職経済学 編集長

転職支援実績 600名以上

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適正年収とは何か

適正年収とは、あなたの年齢・職種・スキル・経験に対して、労働市場で妥当とされる年収水準のことです。

注意したいのは、「平均年収」と「適正年収」は同じではないという点です。平均年収は全体の中央値や算術平均にすぎず、あなた個人の市場価値を直接示すものではありません。適正年収は、以下のような要素を総合的に勘案して算出されます。

  • 年齢・経験年数
  • 職種・業界
  • 保有スキル・資格
  • 役職・マネジメント経験
  • 勤務地
  • 企業規模

これらの条件が近い人と比較したとき、自分の年収が高いのか低いのかを示すのが「適正年収」です。

日本人の平均年収・月収の実態

適正年収を考える前に、まずは日本全体の年収水準を確認しておきましょう。

国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の全国平均給与は477.5万円で、前年比3.9%増となっています。雇用形態別・性別では次のような差があります。

区分平均年収
全体平均477.5万円
正社員544.9万円
非正規206.3万円
男性586.7万円
女性333.2万円

(出典:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」)