「自分の年収って適正なのか確認したい。でも、登録は面倒だし個人情報を入れたくない」——そう感じてツールを使うのをためらっている方は少なくありません。

転職サイトに登録すると、その後も営業メールが届いたり、スカウトが来たりと、気軽に情報収集したいだけなのに余計な手間が増えてしまう。その心理は十分に理解できます。

この記事では、登録なしで適正年収を確認する方法と、年収の適正水準を判断するための基準をデータとともに解説します。

木村 誠

この記事の著者

木村 誠

キャリアアナリスト・転職経済学 編集長

転職支援実績 600名以上

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適正年収を登録なしで診断できる方法

適正年収を把握する方法はいくつかありますが、登録不要で手軽に使えるものに絞ると、主に以下の3つがあります。

1. 登録不要のオンライン診断ツール

経歴・職種・年齢などを入力するだけで、想定年収を即時に算出してくれるツールです。多くは氏名・メールアドレスなどの個人情報を入力せず、匿名で完結します。結果は数分で得られるため、まず現状把握の第一歩として使いやすい方法です。

ビズヒッツの2023年調査によると、転職時に自分の市場価値を調べた人は22.0%にとどまっており、調べた理由の1位は「適正年収を知りたい(50%)」、調べた方法の2位は「ネットの診断ツール」でした。多くの人が適正年収を把握していない一方、診断ツールは有効な手段として広く使われています。

2. 業界・職種別の年収相場サイト

dodaやマイナビ転職などが公開している年収相場データは、登録なしで閲覧できるものが多く、業界・職種・年齢別の平均年収を確認できます。自分の条件に近いカテゴリを調べることで、相場感をつかめます。

3. 公的統計の活用

厚生労働省や国税庁が公開している統計データは、誰でも無料でアクセス可能です。精度は高いですが、職種別・企業規模別の細かい比較には向かないため、他の方法と組み合わせて使うのが効果的です。

日本人の平均年収・年齢別年収の実態

適正年収を判断するには、まず全体の相場を把握することが出発点です。

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、一般労働者の平均月収は330,400円で、年収換算すると約396万円となります。

年齢別に見ると、給料ラボ「2025年版年齢別・業種別平均年収まとめ」では20〜24歳267万円・25〜29歳371万円・30〜34歳413万円という水準が示されています。

年齢層平均年収の目安